なぜか年末になると同じ質問をうけるので、以下にまとめておきました。
[カヴァ] | ||
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1,300円 | ドン・シュヴァリエ | Semi Secco |
1,300円 | デラピエ・ロゼ | Brut |
1,450円 | セグラ・ヴューダス・ブリュット・リゼルヴァ | Brut |
1,450円 | セグラ・ヴューダス・セミセッコ | Semi Secco |
1,450円 | トーレ・デル・ガル | Brut |
1,500円 | ポールシュート・ブラン・ド・ブラン | |
1,550円 | コルドン・ネグロ (Freixenet) | Brut |
1,550円 | カルタ・ネバダ (Freixenet) | Semi Secco |
[ゼクト] | ||
1,550円 | ツェラー・シュヴァルツ・カッツ・ゼクト | Trocken |
[ヴァンムスー/クレマン/ペティアン] | ||
1,060円 | ヴァンムスー (cruse、フラワーボトル) | Sec |
1,500円? | Veuve Guyot BLANC de BLANCS | Brut |
1,500円 | ノブレス・ド・フランス | Brut |
1,500円 | ペティアン・ド・リステル(ピーチ) | |
1,600円 | アッケルマン | Brut |
2,300円 | クレマン・ダルザス | Brut |
2,500円 | ラングロワ・クレマン・ド・ロワール | |
[スプマンテ] | ||
1,160円 | リュニティ・スプマンテ | |
1,200円 | モンテベッロ・スプマンテ・ロゼ | |
1,800円 | ソアーヴェ・スプマンテ (BOLLA) | Extra Dry |
1,800円 | プロセッコ マルカオーロ | |
1,900円 | アスティ (フォンタナ・ブレッダ) | Dolce |
[カリフォルニア・スパークリングワイン] | ||
760円 | アンドレ ホワイト | Demi Sec |
760円 | アンドレ ブラッシュ | Demi Sec |
1,200円 | イーデン・ロック | Brut |
[オーストラリア・スパークリングワイン] | ||
2,500円 | デヴィット・ウィン | 赤 |
2,000円 | デヴィット・ウィン | Brut |
1,800円 | マリアンデル シャウムヴァイン(アプリコット) | |
[その他] | ||
1,200円 | (忘れた) | |
2,000円 | エリーゼ(フィンランドのやつ) |
シャンパーニュは高くて買えない、という人にカヴァはおすすめ。 値段はぐっと安いが、質はそう悪くないものが多い。 ちゃんと冷やして飲みさえすれば、コストパフォーマンスはよい。 飲みつけない人には「Semi Secco」(中辛口)よりも「Brut」(超辛口)がお薦め。
「セグラ・ヴューダス」のBrutがうちでいちばんよく買うもの。 シャンパーニュほどの泡立ちの綺麗さは望めないが、 ちゃんと冷やせばそれなりにうまい。 「ドン・シュヴァリエ」も泡立ちは粗めかも。味は少し癖(個性)が強い香りを持つ。 「トーレ・デル・ガル」は少しさっぱりめの味。
パレットの1階では、「シャンパーニュ」(5,000円〜30,000円)は 温度管理された小部屋に並んでいるが、 それ以外のスパークリングワインはふつうの常温の場所、 奥の柱の蔭の棚 (泡盛売り場に一番近いところ)に並んでいる。
とにかくよく冷やすこと。冷やし足りないとうまくない。 もったいない。冷蔵庫で冷やしただけでは冷え足りない。氷水がよい。 氷水ならば栓を抜いたあとも、冷やしたまま飲み続けられるので、 2杯め以降が温まってしまったりしない。(冷蔵庫ではこうはいかない)
適温は4〜8℃と言われるが、これはグラスの中に入った液体の温度のこと。 ボトルは氷水の中でキンキンに冷やすこと。 冷凍庫の製氷皿のcubeアイスでは足りない。 コンビニやスーパーで、ロックアイスを買ってきて冷やすこと。 ロックアイスはふつう、
1.5kg入りの袋 | 200円 |
3.0kg入りの袋 | 300円 |
だと思うので、この1.5kg袋の氷を半分〜2/3使うつもりで冷やす (容器の容量が2リットル程度の場合)とよく冷える。
準備するのは、ワインとグラスの他には、氷水を入れる容器、 氷水に出したり(注ぐとき)、また入れたりするときに、 水がこぼれないようにボトルをふくための布(タオルでもなんでも)だけでOK。 ふつうのワインとちがってコルク抜きの器具は必要ないので、 スパークリングワインは普段ワインを飲みつけない人にもお薦めしやすい。 氷水を入れる容器は専用のものがなくても、寸胴鍋でもいいし、 ごみ箱用のプラスチックの円筒形のものでもなんでもよい。 タライだと浅いので少し不便。 金属性の容器の場合は氷水で冷えて表面に水滴がついてしまい、 設置した場所がべしょべしょになるので、ポリ袋ですっぽり包んで置くとよい。
この季節なら、夜の暖房していない室温が18℃ (けっこう寒い部屋か廊下) ぐらいだとして、氷がたっぷりある氷水ならば、20分で4℃まで冷える。 15分でも6.8℃までいける(ただしこの温度はボトルの中の液体の温度なので、 グラスに注げば少なくとも1℃は上昇することをお忘れなく)。 冷蔵庫で冷やしてこの温度(6.8℃)を達成するには1〜2時間かかる。 ふつうのパワーの冷蔵庫では数時間置いても 4℃までは「冷えない」と考えてよい。
栓を抜くときには、栓を飛ばしてしまわないように気をつけること。 手のひらや親指で押さえがら抜けば安心。冷え足りないものなどでは、 針金をはずしただけで栓が飛んでしまう場合もあるので注意。 暖かい部屋では、 栓を抜くのに時間がかかるとその間に温まってってしまうので、 氷水につけたまま抜くのもよい。
冷え足りない場合などには、栓を抜いたとたんに泡がふきこぼれることがある。 もし栓を抜いた瞬間に「あ、これはふきこぼれそう」だと思ったら、 1秒以内に、ボトルを30〜40度ぐらい傾ければよい。 そうすればふきこぼれない。
ワインをグラスに注ぐときには原則として「グラスを持たない」ものである。 お店でサーヴィスする人が客のグラスを持ち上げて注ぐこともないし、 注いでもらう人が手に持ったりもしない。 ただ、シャンパーニュなどのスパークリングワインを フルート型のグラスに注ぐときには、ボトルの口から 出てグラスの底までの落差が大きく、泡が立ってしまう。 これではせっかくのスパークリングの「気が抜けて」しまい残念なので、 少なくとも自分のうちで注ぐときには、グラスを少し斜めに持ち、 グラスの内側を液体がつたって注がれるようにすれば、泡が立ちすぎる心配もない。 レストランのサーヴィスマンでもこのように注いでいるひとはけっこういる。
どれでも楽しむことはできるが、これから購入するのだったら、 できれば「チューリップ型」が望ましい。 現在、シャンパーニュは現地でもこの形がもっとも好まれて用いられている。
上等なシャンパーニュほど高めの温度(6〜8℃)、 そうでないものは4〜6℃にきりっと冷やして、といわれるが、 冷やしすぎを心配するよりも、 慣れないうちは「冷やし足りない」ことが無いように心配したほうがいい。 冷やし足りないシャンパーニュ (や、スパークリング) ほど うまくないものはない。
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