テキストファイルの編集
テキストファイルの編集
―vi―
Unix環境でテキストエディターといえばEmacsとviが定番。
viはたいていのUnix系OS(Emacsが入っていないような環境でも)に必ず標準で搭載されておいるので、
たとえばEmacsが起動しなくなったのでその設定ファイルを修正する、などという場面でも使える。
管理者・開発者は最低限使えることが望ましい。
最低限の3つのコマンド
- i ― カーソルの前に挿入モード(ESCで終了)
- ZZ ― 保存して終了(変更がなければ保存しない)
- :q! ― 保存せずに終了
基本中の基本にはあと7つ(合計10個)
- h ― カーソルを左へ(回数指定が可能)
- j ― カーソルを下へ(回数指定が可能)
- k ― カーソルを上へ(回数指定が可能)
- l ― カーソルを右へ(回数指定が可能)
- a ― カーソルの次に挿入モード(ESCで終了)
- x ― カーソル位置の文字を削除(回数指定可能)
- :q ― 終了(保存する必要があれば注意される)
さすがにもうちょっと知ってないと不便なので(これでも合計24個)
- G ― カーソルを指定行へ(指定がなければ最終行)
- 0 ― カーソルを行の先頭へ
- ^ ― カーソルを行の先頭文字へ
- $ ― カーソルを行の末尾へ
- w ― カーソルを次のワードへ
- b ― カーソルを前のワードへ
- d ― 削除(範囲指定可能)(ddで行削除)
- ^D ― 半画面スクロールアップ
- ^U ― 半画面スクロールダウン
- ^F ― 半画面スクロールアップ
- ^B ― 半画面スクロールダウン
- X ― カーソルの前の文字を削除(回数指定可能)
- :w ― 保存(終了はしない)(ファイル名指定可能)
- :wq ― 保存して終了(変更がない場合も書かれる)
ここからがviの真髄
- / ― 下方向に(再)検索
- ? ― 上方向に(再)検索
- n ― 順方向に再検索
- N ― 逆方向に再検索
- . ― 直前の変更を再実行
- y ― コピー(範囲指定可能)
- c ― 変更(範囲指定可能)
以下略
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入門vi 第6版
Linda Lamb、Arnold Robbins著、福崎俊博訳
¥2,625(税込)
オライリー・ジャパン
237p
ISBN: 4873110831
2002/05
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viクローン
本物のviを使っているLinuxはなく、vim、nviなどのvi-cloneが使われている。
それぞれ微妙に機能が異なるので、基本となるオリジナルのviの機能を中心に学習するのが吉。
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